遺言イメージ

信託銀行の遺言信託サービスを利用しています

私は取り立てて莫大な資産を有しているというわけではありませんが、信託銀行が提供している遺言信託サービスを利用しています。
一昔前であれば、財産がたくさんあって、自分の死後に遺産分割をめぐってトラブルが生じてしまう心配のあるような人や、相続人だけでは正確に遺産の範囲を特定することが難しいようなケースの場合に限って、遺言信託が利用されていましたが、ここ数年ごく普通の人向けに同様のサービスを提供する信託銀行の数がかなり増えてきたために、私のような一般人が利用することも決して珍しいことではなくなってきているようです。
私がなぜ遺言信託を利用しようと考えたのかと言いますと、理由は2つありました。
まず1つめの理由は、私の法定相続人である子供たちだけでは、私の遺産にどのようなものがあるのかをきちんと把握することが難しいのではないかと考えたのです。
もう何年も前に子供たちは独立して、遠くの街で暮らしていますので、私が家の権利証や通帳をどこに置いているのかなど全くわからないと思います。
そもそもどこの銀行に口座を保有しているのかさえわからないでしょう。
私は3口に分けて生命保険にも加入しているのですが、そのことも正確には知らないはずです。
ですので、何の準備もせずに私が死んでしまうと、かなり混乱してしまうだろうと考えました。
もう1つの理由は、私には今の戸籍に入っている子供の他に、別れた前配偶者との間にも1人子供が存在するためです。
血を分けた兄弟がもう1人いることについて、子供たちには説明してありますが、遠く離れた所に住んでいて、何の接点もありませんから、会ったことは一度もないはずです。
私自身、事情があって離婚した後は一度も顔を見ていません。
会いたくなかったわけではありませんが、様々な事情により会うことは断念してきたのです。
でも、私が死んだら、その子にも相続権が発生します。
その子を抜きにして相続手続きを進めることはできませんので、どうしてもコンタクトを取る必要が生じるはずです。
しかし、会ったこともない兄弟に相続手続きのために連絡を入れるというのは簡単なことではないだろうと考えたので、第三者である信託銀行に遺言信託を依頼しました。
作成した公正証書遺言は現在信託銀行で保管してもらっています。
私の死後に、できるだけ子供たちに負担をかけたくはありませんので、費用は高めでしたが、依頼してよかったと思っています。

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