遺言イメージ

妻に遺産を全部残すために遺言書の効力を活用することにしました

私たち夫婦には子供がいません。
妻の両親はかなり昔に他界しておりますし、妻は一人っ子だったので、私が死んでしまったら、頼れる身内は一人もいないことになってしまいます。
妻も私も老境と言える年齢に差し掛かってきており、一方が死んだ後に残されてしまう者のその後の生活が心配になってきました。
必ずしも私が先に死ぬとは限りませんが、万が一のことを考えて、今年公正証書遺言を作成しました。
妻と私の2人暮らしであるならば、遺言書など不要なのではないかと考える人が多いかもしれませんが、実はそうでもないのです。
私の方の両親も既にとうの昔に他界していますが、私には弟が1人います。
もともと仲があまり良くなかったので、ほとんど行き来していなかったのですが、両親が亡くなった後ではお互いに連絡を取り合うことが全くなくなってしまったので、もう20年以上電話のやり取りすらしていません。
しかし、我が家には子供がいないため、私が死んだら妻と弟の2人が私の法定相続人になるのです。
相続割合は妻4分の3、弟4分の1ということになります。
私が遺言書を残しておかないと、妻は私の遺産の4分の1を弟に渡さなくてはいけないことになりますので、場合によっては、住んでいる家を出て行かなくてはならなくなってしまう可能性があるのです。
弟が自ら相続放棄をしてくれれば良いのですが、仲が良くなかったために、どんなことを言ってくるか、全く想像がつきません。
私の死後に1人になった妻が窮地に追い詰められてしまうようなことは何としても避けたいと考えたので、公正証書遺言を作成することにしたのです。
遺言書には、財産の分配や相続人の指定を被相続人の思い通りに決めることができるという効力があります。
私が、妻1人に全財産を相続させる意思を明確に記載しておけば、法定相続人である弟に財産の4分の1を渡す必要はなくなります。
親や子供が法定相続人として存在している場合であれば、法定遺留分がありますから、遺留分減殺請求を受けてしまう心配がありますが、弟には遺留分がありませんので、確実に妻1人に全財産を残してやることが可能になるのです。
私が死んでも、妻が生活に窮することなく、幸せに暮らしていってもらいたいと考えています。

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