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祖父が残した遺言ノート

私は祖父に会ったことがありませんが、祖父の事を知る為に唯一今でも残されているものがあります。
それが祖父が亡くなる前に書いたと両親から教えられた遺言ノートです。
祖父は私が生まれる前ぐらいまでは生きていて、病院に入院していたそうですが、私が生まれてからすぐに亡くなったと聞いています。
なのでわたしはおじいちゃんという存在を知らずに育ちました。
我が家は祖母と父母、妹とでの5人家族で、生まれてからずっとその状態でしたが、ある日疑問に思って祖父の事を聞いた時に、遺言ノートの事を教えてもらう事が出来たので、唯一そのノートから祖父がどんな人だったのかという事を、直接祖父の字から知る事が出来ました。
祖父の人柄は、そのノートを読み取る限りでは、とても優しい心を持ちながら生きていた人なのだという事がわかりました。
それだけでも少し嬉しく思えましたが、遺言ノートによって祖父の写真を閲覧させてもらい、祖父の生前の姿を見せてもらう事ができたので、それから自発的にお盆等の時期のお参りなどを積極的に行ったりするようになりました。
生前に出会っていないと、どうしてもその人の事を知らないので、幼少の頃などは両親に連れられるままお墓参りに行ったりする事が多く、あまり祖父に対しての興味というものは持ちませんでしたが、遺言を読むことで、かなり興味を持つ事ができたので、こうしたものは残しておくと、生前にどのように物事を感じ、今後の事をどのように察して亡くなった人が生きてきたのかという事がわかるので、とても良い事だと思いました。
祖母は今でもたまに祖父の話を聞かせてくれることがありますが、その人がいたからこそ自分が生まれたのだと思うと、不思議な気持ちにもなります。
遺言を残す事でその人の人柄などがとてもよくわかるようになるので、私も死期を感じた頃には、こうしたものを残しておくと良いのではないかと思っています。
現在は年月が経ち、私も成人して大人になり、妹も大人になって、全員が生きている状態ですが、いつかまた、人が亡くなってしまうとわかるような病にかかってしまった場合には、その人にもこうしたものを残すように勧めたいと感じています。

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